決して、自分を責めるな。
中高年の転職・再就職活動にとって厳しい現実が長期化すると、どうしても最初の意気込んだ気持ちも萎え、ややもすると投げやりにな気持ちになってしまうことが多くなってくる。
しかし、この先の長い人生を見すえてほしい。まさにここが、あなたの踏ん張りどころである。
完全にあきらめて再就職活動を投げ出して引きこもってしまったり、酒やギャンブルなどの現実逃避に走ったりして、自分自身をすさんだ毎日に貶(おとし)めてしまってはならない。
踏ん張るために必要なのは、まずは十分な休息と栄養のバランス、そして生活に一定の規則正しいリズムをとりいれることである。
疲れたらまずは十分な睡眠時間をとって、軽い運動をするなどして適度にリラックスすることだ。
そしてあなたに出来る範囲で、時々は意識的に気分転換をはかることだ。
夜は早めに休み、早起きして、きちんと朝食をとる。
ちなみに、大事な考え事や計画は、朝にする習慣をつけるようにしよう。
朝は頭の活動効率が、夜の3倍くらいアップするといわれている。
休息もそのとり方に変化をつけて、日々の生活の中に組み込んでいこう。
たとえば、日帰り温泉にゆったりつかってみる。
家族と散歩をしながら、会話をする。
テレビの古い名作映画を、じっくりとみてみる。
外で、好きな歌を何曲も、ひとり声に出し歌ってみる。
無料の野外コンサートに、でかけてみる。
酒を飲むのは、よほどうれしいことやおめでたいことがあったときだけにしておこう。
さほどのお金をかけずにリラックスする方法は、いくらでもある。
まずは自分自身を適度に甘やかしねぎらってあげること、自らをいたわる気持ちをもつことだ。
あなたの外界をとりまく就職事情が厳しいからといって、あなたまで自分自身につらくあたる必要性は、どこにもないのだ。
あなた自身こそが、唯一あなたを裏切らないことを確信できる無二の存在ではないか。
自分の内面をいたわり自身をはげましながら、少しでも前に進むための努力を続けていくことだ。
金銭的な不安を時間をかけて解決する方法は、実は世の中には意外に色々とあるものである。あせって自分を責めることで、エネルギーを無駄に費してはならない。
明けない夜はない。そして、夜明け前が一番暗いのだ。
肩の力を抜いて、「いつか、なんとかなる」という「達観」と「楽観」をひそかにココロの内にもったまま、前を向いて進む気持ちを忘れないようにしよう。
すべての記事(記事一覧)は⇒ こちらから
【言葉カテゴリーの関連記事】
●現実を、「達観」せよ。
●決して、自分を責めるな。
●自分を励まし、道を照らす「言葉」を持ちたい。
●同じ「幻」と向き合うなら、光が強烈なほうを選べ。
●本当に必死の転職・再就職活動かを、自問する。
●中高年の転職、決して「運も実力のうち」ではない。
●カオス(混沌)に生きる、自分の気持ちを慣らす。
●視界不良の雇用環境下、一人の中高年求職者として。
姉妹サイトも、あわせてご覧ください。
・「中高年の資格取得、ホントに役立つ資格はコレ!」
・「団塊世代~定年後・退職後をよく生きるヒント」
・「共済 その魅力~保険との違い・比較のポイント」
・「国の教育ローン 知っておきたい貸付と審査の概要」