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パート・アルバイト、気をつけるべきこと。


中高年でパート・アルバイトをはじめる場合、実際上気をつけるべきことについて、書く。


まず、中高年であるあなたが、現在雇用(失業)保険を受ける予定かどうか(ないしは、今、
受給しているかどうか)。
パート・アルバイトで得たバイト代は、雇用(失業)保険上、その日数分の基本手当が支給されなくなる。


ただし、その支給は後送り扱いになるので、最終的には基本日数分は得られるわけであるが(ただし家の手伝いや内職の場合は別で、後送りでなく減額)、だからといって、たとえば雇用(失業)
保険で一日6,000円支給されるにもかかわらず、一日7時間働いて5,500円のアルバイト代をもらうことが、あなたにとって本当に有効な時間の使い方なのだろうか?ということである。
(これについては、パート・アルバイトの本質は、「時間」の切り売り。もぜひ読んでほしい。)


それに雇用(失業)保険では、受給期間の締切(受給期間満了年月日)もあるし、また何日分の
基本手当支給をもって打ち切りとするかの日数を定めた「所定給付日数」も決まっている。


そのあたりの制限にかかってくるかも考え合わせていかないと、雇用(失業)保険をもらいながら
パート・アルバイトをしたほうが、あなたにとって最終的にトクになるかどうかについては、なんとも言いがたい。
金額的にも、もちろん時間的にも、だが。


雇用(失業)保険の認定では、就職にはパート・アルバイトも、定義上は含まれる。
よって、短期で数日間というレベルならともかく、パート・アルバイトとしての勤務状況や待遇が完全に安定してしまった場合は、「継続して雇用した」とみなされ、以降は雇用(失業)保険が支給されなくなる恐れがある。


この判断基準は、一日に何時間パート・アルバイトをしていたか、ということには関わりなく、判定される。
したがって、あなたが雇用(失業)保険で得ている基本手当のプラス・アルファとしてパート・アルバイト代を見込んでいた場合は、オオゴトになってしまう。


そもそも、雇用(失業)保険の認定については、いつでも就職できるということに加えて、「就職を
しようとする意思」と「現在積極的に仕事を探している状態」が、必要とされている。


パート・アルバイトをあまりにも持続的に熱心にやっていると、そもそもその「就職をしようとする
意思」があるのかを、ハローワークに疑われてしまうわけだ。


あとは、妙なアドバイスと思われるかもしれないが、パート・アルバイトをするなら、その職場が
あまり居心地のよいものとならぬよう、気をつけることだ。
職場の同僚や上司とも、私生活にまでつきあいを広げたりするような過度の仲良しにはならぬよう、なるべく自制したほうがよい。


理由は簡単。職場の居心地がよくなればなるほど、あなたは本来の目的を忘れて、ズルズルと
なりがちになるためだ。


人はどうしたって、楽で居心地のよい環境に、抗(あらが)いずらくなるものだ。そのまま一年も二年も、そこでパート生活を続けることが、あなたの目指してきたことなのだろうか?
パート・アルバイトを続ける一番の危険は、むしろここにあるといえるかもしれない。


人は自分の日常に、程度の差こそあれ必ず慣れてくる。
その慣れが心地よく感じてしまったら、転職・再就職・起業を志すあなたにとって、それは危険信号となる。


このことをよくおぼえておくことだ。




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